国民年金を徹底解説!「納付期限」と「使用期限」、延滞のリスク。

国民年金の支払いってものすごく分かりづらいし、混乱しますよね。
使用期限や納付期限など2つも期限が納付書にあったり、年金機構の説明には知りたい情報が載っていなかったり、近くの年金事務所はいつまでも電話がつながらない…
正直イライラしてしまったので、この記事で徹底解説をしていきたいと思います!
- 国民年金の仕組みがよく分からない
- 年金事務所の電話が繋がらない
- 国民年金を検索しても情報が錯乱してて、混乱する
※2021年2月5日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2021年3月21日に再度公開しました。
国民年金の「納付期限」
こちらはそもそも法令で「納付対象月の翌月末日」と定められた日を指しています。
実はこの期限を過ぎたところで影響はありません。
理由は後ほど解説をする「使用期限」があるからです。
ただし、納付期限が過ぎてしまっていると、年金機構から委託された事業者から何度か電話がかかってくるのと「支払ってませんよね?」みたいなハガキも届くので、あまり良い気持ちにはなりませんね。(ハガキは督促状ではないので、ご安心ください。)
精神面が安定しないので、僕は納付期限をなるべく守るようにしてます。
国民年金の「使用期限」
この期限とは納付期限を過ぎていても、「納付対象月の翌月末日」から2年後までは納付することができるということです。
ですので、「納付期限過ぎてんじゃん!ヤバい」とはならず、2年までは猶予があるので、それまでに支払えばよいのです。
問題はこの期限を過ぎてしまった時です。
「使用期限」過ぎてしまった場合や延滞のリスク
納付ができなくなる
使用期限が過ぎた納付書では支払いができなくなります。
督促状や催告状が届く
以下の順番で年金機構から通知が来ます。
①特別催告状・・・最初に来る通知。つまり、黄色信号 |
②最終催告状・・・2回目。簡単に言えば、赤よりの黄色信号 |
③督促状・・・ここまでくるともはや赤信号。早急に対処すべき。 |
ちなみに、年金機構のQAに「延滞金」について記載があったのですが、以下とのことです。
国民年金保険料の納期限の翌日から納付日の前日までの日数に応じ、国民年金保険料額(保険料額に500円未満の端数があるときは、その端数を切捨てた金額)に一定の割合(※)を乗じて計算されます。
引用元:国民年金保険料の延滞金
まぁ当たり前ですが、過ぎれば過ぎるほど収める金額が恐ろしいことになってしまいます。
ちなみに延滞金がいくらかかるのかは年金機構のホームページ(外部リンク)に詳しく記載がありますので、ご確認ください。(こんなもの確認しなくても良いようにちゃんと払いましょう。)
延滞金まで未納を決めると資産差し押さえされる可能性がある
はい、ここまで来てしまうと終わりです。
障害年金、遺族年金が受け取れなくなる
不測な事態が起こった時に、年間約78万円が支給される障害年金や遺族年金が受け取れない可能性があるそうです。(令和2年度の障害基礎年金2級及び遺族基礎年金の金額です。)
万が一のことがあった場合、受け取れないとなると災難ですね。
将来受け取れる金額が減額される
未納が12か月あると、年間約2万円も少なくなるとのこと。
貰えるものは貰っといた方が絶対良いですよ!
万が一使用期限が過ぎてしまったら
お近くの年金事務所に相談するしかないですね。
期限切れの納付書を持っていき、正直に事情をお話しましょう。
納付書以外での支払い方法
口座振替
一番オーソドックスですね。納付書だと忘れやすいので、口座振替だと便利なんじゃないかなと思います。
あと、割引制度もあるみたいなので、詳しくは以下からチェックしてみてください。
クレジットカード
これは初めて知りました!まさかのカード払いができるんですね!
これも割引制度があるみたいですので、活用してみたいところです!
電子納付
インターネットバンキング、モバイルバンキング、テレフォンバンキングを利用した納付ですね。
サービスによっては、対応不可もあるみたいなので、確認が必要です。
「ペイジー」というサービスが良いとのこと。URLがありましたので、共有します。
国民年金は節税にもつながる!しっかり払おう!
確定申告の控除で「社会保険料控除」があります。それは国民年金保険料も対象なのです。
つまり、所得税の節税になるんですよ!
払わないリスクを犯すくらいなら、払った時の得を優先しましょう!
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