Webディレクターの”運用系”とは?必要スキルも解説!

管理人アキ、ミヤは現役のWebディレクターなのですが、この職業って実に多種多様で、業界によっても、企業によっても、職域や必要なスキルも異なるんですよね。
中でも「運用系Webディレクター」と呼ばれるタイプが実在します。
管理人ミヤは新卒からこのタイプでして、今年で5年目になります。
今回はこの運用系Webディレクターについて、必須スキルも含めて詳しく解説していきますので、よろしくお願い致します。
Webディレクターの転職にご興味ある方や新米のWebディレクターの方は是非とも参考にしていただけますと幸いです。
- 運用系って何?
- Webディレクターの転職に興味ある
- 新卒のWebディレクターなんですが、自分の責務が良くわからないです…
そもそも"運用系Webディレクター"とは?
別名「Webサイト管理者」、「Webサイト運営者」と呼ばれており、Webコンテンツの管理、運用をする人ですね。
ちなみに海外では「Webmaster」、「Website owner」と様々な呼び方があり、専門職として分業化されている国もあるそうです。(アメリカなど)
Webコンテンツも広く、企業ブログの小さなものから、ホームページ全体まで実に様々です。
Webサイトは作って終わりではなく、常に最新の技術を追いながら育てていかなければなりません。
マーケターやデザイナーに比べれば、めちゃくちゃ泥臭いですが、運用は絶対に必要な仕事なのです。
絶対に必要なスキル
実はこの運用系Webディレクターだけでも、企業や業界ごとに職域も様々で求められるスキルが違うのです。
ですが、この必要スキルは知識は身に着けておくべきスキルを解説していきます。
編集、校正
管理人ミヤは不動産会社、銀行、テレビ局と全く違う業界を渡り歩いているのですが、編集、校正のスキルはどの場合でも求められました。
なぜかと言いますと、Webサイトで最も重要な情報は「文章」だからです。
デザイン、システムがいくら優れていても、誤字、脱字ばかりだと、Webサイトとして成り立っていません。
この仕事の多くが、ライターやオペレーターが書いた下書きを
- 原稿との情報に間違いはないか?
- 不適切な表現ではないか?
- ユーザーに響く文章であるのか?
などを細かくチェックして、問題なければ公開という作業の繰り返しなのです。
だからこそ、オウンドメディア運営などでは「Web編集者」とも言われていますね。
コミュニケーション能力
基本的にどの仕事も求められるのですが、コミュニケーション能力は必須です。
コミュニケーション能力とは話が上手い、明るく元気であるという意味ではなく、「適切な情報を相手に伝える力」です。
この仕事はお客様、デザイナー、エンジニアなどあらゆる人と折衝することになるので、情報を伝え間違えるとプロジェクトは確実に失敗します。
以下の記事(外部サイト)でも紹介されてるのですが、ITプロジェクトの大きな失敗要因は「コミュニケーションエラー」だそうです。
コミュニケーションがいかに大事か分かると思います。
検証、確認
編集、校正のスキルと同様に求められるのが、検証、確認のスキルですね。
設定項目、不具合の有無、コンテンツの内容、公開時間などのチェックリストを作成して、細かくチェックしていきます。
間違った情報が本番に公開されてしまうと、立派な事故ですので、見逃しは厳禁ですね。
ですので、どんな細かい間違いでも、指摘、修正ができるかがカギとなってきます。
この辺は編集、校正みたいに泥臭く、骨が折れる作業が多いですね。
スケジュール管理能力
意外かもしれませんが、一番難しいですw
この仕事で最も嫌なことは「数の暴力」です。
繁忙期に入ると、案件数が莫大に増えるので、リソース、期日を管理していかなければなりません。
銀行の時に多かったのが、普通7日はかかる作業工程があるのにも関わらず、「これは緊急ですので、今日公開できませんか?」などムリゲーな依頼をしてくる悪魔がたくさんいました。
そんな面倒くさいイレギュラーが何度も発生するので、その度にいつできるのかを調整します。
こればかりは経験が物を言っていきまよねw
できれば身に着けた方が良いスキル
ここに関しては、企業ごとによって異なります。採用の段階で必要としている場合もありますし、全く使わない企業もあるのですが、自己研磨で身に着けておいても損はないですね。
CMSの使い方、知識(WordPressなど)
CMSを簡単に説明すると、「コンテンツマネジメントシステム(content management system)」の略称で、HTMLなどをいじらなくてもコンテンツを更新できる便利なシステムです。
有名なのは「Wordpress」であり、このブログもWordpressを使用しております。
使っているCMSは企業によって様々ですが、Wordpressはご自身でサイトを運営したい時に使う場合が多いので使い方は練習しておくと良いですよ!
SEOの知識
SEOを簡単に説明すると、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字を取った略称で、ユーザーに価値あるコンテンツを提供し、適正に検索エンジンにページ内容を理解・評価されるようにすることですね。
優良なWebサイトは検索エンジンから評価され、キーワード検索で上位になりますので、アクセス数が上がります。
常に変化する分野なので、まだ未知数のことが多く、身に着けるだけで重宝されますよ!
アクセス解析
Webサイトが問題なく表示されることだけではないです。
それぞれの目的があり、目標がどれだけ達成できているかは常に見ていく必要があります。
例えば、ブログであれば、主に「Google Analytics」を使用しながら、アクセス数を見て、上がっている時は何の施策を打ったのか、効果が出ているのかを考察していきます。
この仕事を行う中での醍醐味でしょうなw
コーディング
HTMLやCSSをいじることもああります。
しかし、テンプレートが大体あるので、コーダーさん程のスキルはいらないかと思います。
プログラミングやシステムの知識(PHPなど)
システム運用も業務の一つに入ることもあります。
必須ではありませんが、エンジニアとやり取りできる程度は知識を身に着けておいた方が良いかもしれません。
しかし、一番大事なのは行動力
上で必要スキルをいくつか挙げさせていただきましたが、すべてをマスターしている人はほとんどいないと思いますw
僕だって経歴5年を謳ってますが、文章力だって怪しいですし、コミュニケーションエラーだっていくらでもします…
ですが、この仕事で最も大事なのは「行動力」だと思いまして、一番意識しております。
つまり、「報連相」を絶対に怠らないことが非常に重要です。
正社員だろうが、フリーランスだろうが、超絶即戦力で入らない限り、スキルが欠けてても、怒られたりはしません。
ですが、報連相だけは怠ると絶対に怒られますw
分からないことは正直に相談し、はじめはどんな些細なことでも連絡、報告は忘れないようにしたいものですね!
僕も常に知識人や経験者に相談し、アプトプットを心がけております。
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